ライター:セッキ―
2025.11.07
「すみません、明日銀行に住所変更の手続きに行くので半休取ります!」
なあんてセリフ、昔はよく聞きましたよね?
銀行や市役所は平日の日中しか窓口が開いておらず、休みを取っていたんです。最近は銀行のサービスもDX化がどんどん進行し便利になったおかげで、窓口のある支店は次々に姿を消しています。
そのかわり、最近たまに見かけるあるいは耳にするようになったのが、Olive LOUNGE〔オリーブラウンジ〕。どうやら三井住友銀行(以下、SMBC)が入っているようだけど…?
実はOlive LOUNGEは、SMBCとカフェのスターバックスと、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)が運営するSHARE LOUNGE〔シェアラウンジ〕が共同で展開しているスペースなのです。
今日は、セッキーもお気に入りのSHARE LOUNGEと気になるOlive LOUNGEについて、たっぷりお話を伺ってきましたよ!

■SHARE LOUNGEとは?
CCCが運営するコワーキングスペース&カフェラウンジで、2019年11月に第一号店がオープンしました。ワークスペース、カフェ&バー、ライブラリー(書店)、コミュニティイベントの4つの機能を備えた時間課金制のスペースで、働くことはもちろん、自由に時間を過ごせる場所なのです。
ここ数年で一気に存在感を増した一般的なコワーキングスペースは、働くことを目的とした場ですが、SHARE LOUNGEのコンセプトは「インスパイアされる場所」。他者との関わりやライブラリーなどから発想が刺激され、アイディアやひらめきが生まれる、そんな場所を目指しています。

また、回転率を意識した通常のカフェとは違い、一人あたりの席がゆったりしていて、長時間滞在できるような設計を考えられています。
アプリから予約できるため、アポとアポの合間で軽食をとりながらワークするにもピッタリ!休日なら、ショッピングで疲れて休みたいというとき、焦って探し回る必要がありませんね。
渡邉 匠さん
SHARE LOUNGE事業本部/事業企画部/部長
「当社は創業から40余年、ライフスタイル提案業を中枢に掲げ、時代の風を読み取りながら世の中に必要とされるサービスを生み出してきました。その流れの中で、代官山 蔦屋書店は、新しいスタイルの書店としてスタート。スターバックスを併設する同店は、仕事をしている人が多く、カフェをワークプレイスとして利用する需要があると認識しました。
今後、組織に属さない個人がもっと増えていくと見込み、第一号店となる渋谷スクランブルスクエア店ではさらに多くの利用者に向けてワークプレイスを提供したい、ということでSHARE LOUNGEを作るに至りました。」

2020年以降は、コロナ禍の影響もあって一気にオフィス以外のワークプレイス需要が増え、次々に出店を重ねてきたSHARE LOUNGEは、現在国内43店舗に提携店が12店舗、さらに海外4店舗、合計59店舗となっています。
料金は一時間あたり1,000円~1,800円前後と店舗によって違います。ちなみにアプリ予約なら10%オフになるので絶対アプリ利用がお得!さらに、月額のサブスクなら全国どこの店舗でも利用できる多拠点プランもあるのがポイント。仕事で各地を動き回っている人には最適プランですね!
●買う前の書籍の試読が可能なのも魅力♪
SHARE LOUNGEの原点ともいえる存在が、六本木で始まったBOOK & CAFÉスタイルです。書店を併設するSHARE LOUNGEでは、買う前の書籍を持ち込むことができ、じっくり本を選ぶ時間を楽しむことができるのも大きな魅力ですね。
「BOOK & CAFÉは、単に本を買うための場ではなく、ゆっくりとその空間を楽しみながら選んでいただきたいという思いで、スターバックスさんとのコラボレーションのもとで2003年にスタートしました。そこが原点となって、20年経った今、SHARE LOUNGEもその思いを踏襲しているんです。」(渡邉さん)
●想定外な利用のしかたも
会議室のご利用中、何か声が聞こえるなと思ったら、会議室で演劇の練習をしていたというケースも!夏休みにはお子さん連れの利用者も結構増えているそうです。
そして全国に出店を拡大している中、高松市のオープン時のエピソードをお聞かせいただきました。
「高松の店舗オープンにあたり、年配のご夫婦が利用されていたので気になって理由を尋ねてみたんです。旅行に行きたいけれど、脚を悪くされていて遠方へのお出かけは難しいそうで、新しくオープンしたこのモールに来たらSHARE LOUNGEが目に入ったので利用してみた、と。
いつもとは違う空間で都会に来たような気になり、旅行気分を味わうことができた、頻繁には無理でもまた利用したい、とおっしゃってくれました。そもそも高松の地で受け入れられるのかどうか不安だった中、とても心温まる想いがしたのを覚えています」(渡邉さん)
ステキなエピソード、ありがとうございます!
■Olive LOUNGEとは?
様々な業態とのコラボが加速する
ホテルや空港、マンションの1階など世の中のあらゆる事業と組み合わせることで、単独よりも双方の魅力がより発揮されるプロジェクトが次々に展開されています。
▼リッチモンドホテル押上内のSHARE LOUNGE

▼福岡空港内のSHARE LOUNGE

銀行を「行く場所」から「いる場所」へ
このように柔軟に変化しながら拡大を続けるSHARE LOUNGE。新たな銀行の形を追求し、「これからの銀行」の在り方をSMBCとCCCが共に考え、「開かれた銀行」として“リアルの価値”を再定義したプロジェクトが、Olive LOUNGEです。銀行、カフェ、SHARE LOUNGEが一体となったOlive LOUNGEは、現在、東京、神奈川、大阪で展開されています。
SMBCとのコラボレーション「Olive LOUNGE」です。2024年5月、渋谷に1号店が開店しました!


堤 晃さん
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
SHARE LOUNGE事業本部/Olive LOUNGE推進部/部長
「我々は、これまで家電量販店や図書館などいろんな空間の再定義をしてきました。今回は、銀行のリアル店舗としてどうあるべきか、という議論を重ね、『行く場所』から『いる場所』にするべく提案し、実現したものです。
銀行に用事のある人だけが目的をもって利用し、15時になればシャッターが閉まる、という閉ざされた空間を、もっと街に開いた場所にしていこうという考え方ですね。」

Vポイントに見られるように、信頼関係が醸成されていた両社ならではのプロジェクトと言えますね!
それにしてもOlive LOUNGEの二号店は下高井戸。次いで高円寺、成増、鶴見など、これまでのSHARE LOUNGEの立地から比較すると、若干イメージのない場所に出店しているのが気になりますよね。
「立地とマーケットから総合的に判断し出店を進めています。銀行の立地はもともと駅前などトラフィックが多いところですので、そこを中心に出店が加速している感じですね」(堤さん)
ん~次にどこに出店されるのかとっても楽しみです!
(わが町にもぜひ出店を!*必死)
■渋谷店を見学してきました!
今回は、Olive LOUNGE渋谷におジャマしました!じっくり隅々まで拝見したいと思います!
まずは一階。中には大きな柱があり、銀行とカフェがあることをわかりやすく示しています。左奥、カーペットの色がグリーンのスペースが銀行窓口ですね。オシャレなカウンターがあって、番号札をとった後、待ち時間はカフェで過ごすことができるなんて昔じゃ考えられません!(元銀行員)

左側がこんな感じで銀行エリアです。奥に窓口、手前にはATMがありました。何となく色味からしてもここもスターバックスさんのような雰囲気。ぱっと見ではATMがあるとは思えないくらいシックで大人な雰囲気でした。

カーペットが敷いてあるATMなんてなかなかお目にかかれませんよね。

2階に上がりSHARE LOUNGEへ。
SHARE LOUNGEの大好きなポイントの一つ、スナック類とドリンクの充実感!

SMBCさんのコーポレートカラー、トラッドグリーンを基調にした落ち着いた内装です。

こちら、窓に面した一人用席のデスクです。このT字型の照明は古くから銀行で使われてきた「バンカーズランプ」。お金を取り扱う緊張感を少しでも和らげるために落ち着いた緑色をしているのだそうで、このグリーンとSMBCのコーポレートカラーがあいまって、自然に内装はグリーンでまとまったとのこと!カフェもグリーンだからぴったり!

丸くガラスで囲われたスケスケ会議室!カーテンで視線を遮ることができます。

全体的に丸みを帯びたデザインが多く見受けられたのですが、銀行にちなんで貨幣の丸い形状をイメージされているそうです。なるほど。柔らかい印象を受けますね^^

一人用の半個室かっこいい~、大人気で満席でした。

こんな席も。

おおお~!これは金庫室ではないですか!

長居してしまいそうな広々半個室。

お手洗いのほうまでグリーングリーン!


こんなふうにエレベーターが急に出現しちゃうのは元銀行店舗ならではだと思いますので、訪れた際はぜひ利用してみてください♪

【知る人ぞ知るオトク情報】
実は、Olive LOUNGEには「SMBCのOlive会員なら無料で使えるスペース」が存在するんです!渋谷1号店の場合は地下1階でした★
利用しないともったいないですから、会員の方はぜひ!
▼オープンスペースのほか数名で使える個室も。右は貸金庫をリノベーションしたスペース、銀行ならではです!

まとめ
いかがでしたか?
SHARE LOUNGEの概要、利用方法、誕生にまつわるエピソード、あらゆる業種とのコラボレーションが進んでいる中、新たに銀行とのタッグで生まれたOlive LOUNGEのことなど、お伝えしてきました。
とても優雅な気分に浸れるハイセンスな内装ですので、逆にちょっと敷居が高いと感じる方もいるかもしれませんね。まずは一度、1時間でも。アプリ予約による割引もありますし、Olive会員の無料スペースなどから、ぜひ利用してみてくださいね。

| Information | カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
SHARE LOUNGE https://www.sharelounge.jp/ Olive LOUNGE https://www.smbc.co.jp/kojin/olive/olivelounge/ |
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セッキ―
ライタープロフィール
2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。いつかはインタビューされる側になりたい!
セッキ―
ライタープロフィール
2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。いつかはインタビューされる側になりたい!
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