2018.08.01
コミュニケーション改革企業No.1を目指し、Web電話帳「連絡とれるくん」を提供する株式会社Phone Appli(フォンアプリ)。
“社員が健康で最もパフォーマンスが出せる環境をつくる!”という考え、
「CaMP」(Collaboration and Meeting Place)というテーマで作られたオフィス。
どんなオフィスか楽しみです。
エントランスは、自然をイメージした暖かい空間。
白神山地で録った最高の自然音と天然のアロマの香りが雰囲気づくりに役に立っています。
自然音は、天井からも床からも聞こえるので、自然に包まれている感じを受けることができます。
会議室の名前は「白神山地」「小笠原諸島」「屋久島」など国内の世界自然遺産のネーミングが付けられています。
会議室名の表記はタブレット端末を利用しています。画面をスライドすることで表記が変わるようにもできる為、イベント時になどには部屋名を変え、わかりやすく案内をすることも可能です。
会議室の中も木目を利用して自然の中にいる雰囲気がありますが、設備は逆に最新のテクノロジーを導入。
ネットワークやビデオ会議システムの機器類は、Phone Appliさんが自社で構築されています。
内容がタイムリーに参加者へデータとして共有されるようなシステムがある他、すべての会議室に設置しているビデオ会議はそれぞれ異なる製品を導入するというこだわり。
お客様が同じように仕組みづくりをしたいというような話が来た時に、操作方法等を比較して選ぶことができるようにする為とか。
よく見ると、会議室の中におにぎり型の機械が置かれています。
こちらは、温湿度およびCO2を計測する為のセンサー。
執務エリア内で可視化して表示することによって、最適な執務環境づくりをサポートしています。
テレビ会議等はタブレット端末で操作。かなり簡単です!
続いて、執務エリアに入らせていただきます。
パッと見から、面白そうな雰囲気しか感じません。
入口近くは「Park」と呼ばれるエリア。
本格的キャンプ用の椅子と机が並べられています。
働くには適さないのではないかと思いましたが、座ってみると快適!
キャンプ用の椅子・チェアなので、軽く移動も簡単。折り畳みをすることもできるので、収納場所も省スペースで済みます。
要所要所に置かれているプランターは、グリーンを置くため。。。だけではなくて、電源を給電できるユニットになっています。
グリーンが視線の中に25%あることで、その場にいる人のリラックス効果やストレス軽減につながるという研究結果から取り入れている施策も兼ねているということで一石二鳥の効果。
“社員が健康で最もパフォーマンスが出せる環境をつくる!”という考え方がここにも反映されています。
こちらのプランターも移動が簡単にできるので、100人規模のイベントのセッティングもすぐにできます。
薪を組んでいるテーブルもあって、キャンプ感もあります。
そういえば、奥の方の壁が何か映っている。。。
こちらは、単焦点プロジェクターを多数設置したサイネージシステム。
来客者向けのメッセージや社内への情報発信に活用しています。
複数台のプロジェクターを連動させて、一枚の絵のように映すことができます。
投影している場所は、スクリーンではなく個人用ロッカーの扉。
スペースを無駄にしない施策です。
カードリーダーをかざして開くことができる個人用ロッカーを見せてもらうと、一人当たりのスペースが小さい。。。
逆に考えると、一人当たりのスペースが小さくて済むような施策を会社がしているということでしょう。
「Park」の隣には「Fami-ress」と呼ばれるエリア。
ソファーブースでミーティングをしたり、窓際はソロワークに適している空間になっていたり、業務内容に合わせて働く場所を変えられるようになっています。
こちらは、別の拠点と繋がっているエリア。
その場にいるような形で打ち合わせができるように作っています。
その他にもいろいろな働き方、打ち合わせの仕方ができるスペースが随所にあります。
そして、どこにでもモニタやホワイトボードとして利用できる設備があります。
こちらは「1on1 Booth」。
上長と週に1回30分、普段のタスク以外の内容を話すということをルール化しており、その時に使うのがこの「1on1 Booth」。
防音機能をもっている為、気兼ねなくいろいろな話ができます。
「1on1 Booth」の中では、誰と誰が利用したのかをチェックする為にカードリーダーの他に、話の質を測定する為のセンサーが設置されています。
どこでも働くことができる状態になっているからこそ、こういったコミュニケーションを取る為の施策が必要なのかもしれないですね。
そして、色々と目を引くものはあるものの、一番目立つのはやはりこのテント!
中に入ると思った以上に、囲われている感じを受けます。
天井はメッシュになっているので、防災設備工事いらず。
フードを下げること等によって、簡単に外から見えない空間を作ることができる為、体調不良の方が出たときなどは救護室に早変わりすることができます。
今回、オフィスにお伺いして感じたのは、全体的に限られたスペースで用途を兼用することで、効率よく使おうとしていることが見受けられるのと、「CaMP」と名前を付けている通り、キャンプ感のあるオフィスになっているということを感じます。
ただそれ以上に「コミュニケーション改革企業NO.1」というVisonを掲げている通り、どこにいても簡単にコミュニケーションが取れるように最先端のIT機器を取り入れていることが印象的です。
働き方を変えるというのは、こういうことなんだなと感じました。
オフィスに見学に来たいという会社が殺到しているわけが分かりました。
本日はありがとうございました!!
Information | 株式会社Phone Appli http://phoneappli.net/ *設計:株式会社Phone Appli *協力:株式会社スノーピークビジネスソリューションズ |
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