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ライター:セッキ―

2023.11.10

コクヨのショールームが生まれ変わった!対話重視で試作品を積極的に展示~メディア内覧会速報~

秋だよ!今回はコクヨさんのメディア内覧会に行ってきましたよ!

今年5月に完成したホール「CORE」にて、(これもめっちゃ気になってた!)
今期の新製品5点の発表のほか、東京・梅田と同時にリニューアルしたショールームについて発表がされました。これまでの展示手法とは大きく考え方を変えていく、ということで新たな一歩を踏み出すコクヨさんの強い意思決定に触れた瞬間でした。

コクヨさんは毎回お土産も楽しみで♪
そちらも紹介しながら行ってみましょう~

今年のお土産にはなななんと、カレーが入っていました!文具と家具で有名なコクヨさんが、カレー?!
2006年に設立された特例子会社の株式会社ハートランドさんが栽培するサラダほうれん草、コロナ禍によって出社率が下がり、社員食堂などへの納入が激減したため、なんとか無駄にしないようにできないか、という食品ロスへの取り組みの一つだったのですね!

食べたら感想を載せたいと思いま~す♪

おっと。
うっかりお土産話に花が咲いてしまいましたね。気を取り直して、、、

まず、今年5月にリニューアルオープンした大きなホール「CORE(コア」に通されました。記者会見場とは思えないゆったりとした空気が流れていてこのままここで仕事したいな~と思うような空間でした。

このホールは、経営方針発表などのような固い雰囲気の時だけでなく、各部署の活動報告や交流会のようなカジュアルな場面でも多く活用されているとのこと!そうそう、お笑い番組でTHE CAMPUSが使われたことがあり、そのTV放映を社員皆さんで観覧したそうですね。ホテルのラウンジの様な心地よい空間です。

まずワークプレイス事業本部 副事業本部長 兼 ものづくり本部長 森田 耕司氏よりご挨拶があり、「KOKUYO New Communication 2024」がスタートすること、またそのコンセプトである「いっしょにつくろう。」の説明がされました。コクヨが会社員206名を対象にしたオフィス環境に関する調査の結果から、約6割が”オフィス空間や働く環境への関心が高まった”と回答したことを挙げ、またその回答のうちの76%が”オフィス環境や働く環境づくりに関与したい”と回答しているそう。

このようなワーカーの意識もあり、今回のショールームのリニューアルコンセプトを「いっしょにつくろう。」に設定したということなんです。これまでは完成品を発表して販売する、というある種一方通行だったわけですが、今後は「使い手」「作り手」の垣根をなくしていく、お客様(使い手)と一緒に、新しい快適なワークプレイス、ワークスタイルを創出していこう、という意志が込められています。

■新製品ご紹介

新製品については、既存の商品のアップデートが主で、コンパクトに紹介がされました。

高機能タスクチェア「Duora2」

今回のリニューアルでは、前傾姿勢での腰部サポートを強化、計3段階の調節を可能に(従来品は2段階)。また、体重移動を感知して座面が独立して前傾、後傾に自然に切り替わるオートチルトメカニズムを新たに搭載することで、前傾姿勢においても背骨のS字形状を保ちやすくなっているそう。

包み込まれるような座り心地のオフィスチェアー「PUNTO」にキルティングタイプタイプ登場

高いインテリア性と包み込まれるような座り心地のオフィスチェアー「PUNTO」。従来の布張りと革張りの張り地に加えて、ハイグレードな会議空間に合うデザイン性の高いキルティングタイプ(エコPVCレザー)が新登場!

背もたれの表と裏にダイヤ柄をステッチしたキルティングが、シックで高級感のある雰囲気!今回布張りタイプもリニューアルしたそう。右のブラックとモカグレージュの2色がキルティングタイプです。

ユニット型ソファー&テーブルシステム「brackets」に1on1対応型が新登場

「brackets」は、佐藤オオキ氏率いるデザインオフィスnendoによるデザイン。パネルには音や声の漏れ軽減効果のある吸音ウレタン内蔵で、会話に集中できると好評だそう。ミーティングタイプや集中ブースタイプなどはこれまでにも展開がありましたが、昨今の流れを受けて1on1タイプを追加ラインアップ。

カラーもこんなに豊富!

高い吸音率をもつ不燃仕様の壁面施工型吸音壁「ACOUSTIC WALL」を新発売

オフィスにおける音環境、WEB会議が急増したこともあり対策が必須になってきたように思います。訪問したオフィスの会議室で待たされていると、別の会議室からの声が聴こえてくることや、取材しながら自分の声がキンキン響くというケースも。

なるべく広範囲で吸音効果があるものがベストですが…「ACOUSTIC WALL」は壁面全体を吸音壁にしてしまうウォールタイプと、マグネットで簡単に取り付けができるパネルタイプも!(9色展開)

新製品、アップデートした製品のご紹介の中から一部をご紹介しました!詳しくはホームページをご覧くださいね★

■リニューアルしたショールームは試作品を積極展示

さて今回の東京・梅田の両ショールームの同時リニューアルですが、強調されていたのは「プロトタイプを積極的に展示」したとのこと。コンセプトである「いっしょにつくろう。」は、完成品をただ売るだけでなく、お客様との対話をもってともに作り上げていく、という意志が反映されているということでした。全部がプロトタイプというわけではないですが、対話のためのたたき台として展示する意図があるのだそう。

そして、展示の中でも最も推してるブランドが下記3つ!!

●DAYS OFFICE→ワーカーモチベーションとダイバーシティ
●Any way→停滞からのイノベーション創出
●SAIBI→プレミアムなワークエクスペリエンス
コクヨはこれら3つの切り口が社会に必要な要素と考え、リブランディングしたとのこと。

ではショールームの展示を交えながら、いきまーす。

まず3階から。初めに目に飛び込んできたのはSAIBIです。既存のシリーズでは、優美なラインをもちシャープでカッコいいイメージがありますよね。
「昨今のオフィスはどんどんリビングライクなものに変わってきているが、SAIBIの様な世界観を持った上質でより感性を呼び覚ますような家具によって、日本のオフィスのレベルを上げていく必要がある。SAIBIはその先頭を切っていくブランド」
と説明がありました。

角が丸い、ラグジュアリーな雰囲気が漂う大きめのテーブル。レイヤードテーブルが二か所あってそこには電源が仕込まれています。下は脚の中を通ってスッキリ。コード類が見えると一気にテンション下がりますもんね。また植栽を中央に置くスタイルがよくありますが、水やりの際にこぼすリスクもあり、この展示ではグループ会社のアクタスの小物類でハイセンスな演出を紹介。

これらもすべて「参考商品」と書いてあり、素人目にはん?もう完成品では?と思ってしまいますが、まだまだお客様の声や要望を聞きながらブラッシュアップしていくんです、とのこと。

隣には自然素材がいろいろと置かれていて、例えば天板は形を変えたい、脚はこの素材で、なんてオーダーメイド感覚で楽しめる、それこそが「いっしょにつくろう。」なんですね。

進んでいくと、新製品として紹介のあった「アコースティックウォール」のコーナー。奥がウォールタイプ、手前がマグネットのパネルタイプ、中央は何も施工なしってことで音の反響の違いを体験できる。

パネルの裏を見せてもらいました。簡単取り付け、いいですね。

あ、「PUNTO」のキルティングタイプ、あった!

推しブランド、2つ目!Any wayです。
既存シリーズはこちら。数々のデザイン賞を受賞していて、色味もレアな感じで心はずむ家具ですよね!

「企業の成長に必要なのはイノベーションと創造性。日本では社員の創造性をいかに引き出すかがポイントであるが、数十年間その成長の実感が不足している。新しいプレイフルな働き方やよりポジティブに働ける環境を考えた。」
とのことで、今回ここで体感いただきたいのが、PJに特化した環境の「Any way Custom Base」。壁際に見える黄色い什器ですが、棚にしたり、いろんなものをかけたり。プロジェクトワーク用に間仕切りとしても活用できるカスタマイズが楽しい製品です。

こちらも気になった。水筒型のポータブル電源。社員からの熱い要望があったそう。

「いっしょにつくろう。」を4つの軸で整理されていました。
【スペースをつくろう。】では可動性の高いAny wayシリーズが象徴的に置かれていましたね。自分たちでつくる、を意識。

【プロセスをつくろう。】冒頭で触れたように、オフィス創りに感心のわるワーカーが多いとはいうものの、最近のプロジェクトではオフィスファシリティ関連の業務がまったく未経験の社員が参加するどころか仕切る立場になるケースも多いそう。ってことで従前より提唱している7つのアクティビティでプロセスを整理していくことをここでは語っています。共通言語化するの、重要。

【サイクルをつくろう。】作って終わりではないオフィス。常に使いやすく変化させられるようサイクルをつくろう。

このあたりは従前どおりのショールームですね。

大きなテーブルでもこれを置けば集中できるやつ。

慣れ親しんだAny wayのコーナーにきました。ココロ弾むカラーラインアップに、軽やかでフレキシブルにスペースづくりができる家具。昨年発売となったピンクで作られた空間はほんわり穏やかな気持ちになりますね。

深みのあるグリーンもこのシリーズの特徴的なカラー。矢印の継ぎ目のところから上が樹脂、下がスチールでできていて 素材が違うのにこんなにも同色すぎるのがすごい技術!(キャスターもね)今まで知った気になっていたシリーズでしたが初めてちゃんとお聞きしました、新たな発見、嬉しい♪

どっしりとした厚みのあるソファも好きなんですが、持ち運びに便利なように前方だけキャスターになっているのが気が利いてるのよね。

フォンブースは例年通りの展示。あれ、これは天井がフェルトのルーバーになってる。

今年新たに提携がスタートしたオーストラリアのZenith社のチェアの展示。

特にJac.というチェアは1脚購入ごとに1本の木が植樹されるって、なんか座ってても気分いいかも。

オフィスチェアーの選び方、正しい座り方を展示。

最後に3つ目の推しブランド、DAYS OFFICE

カフェコーナーが見えてきました。
「ベテラン世代、Z世代、外国籍の方、障がいを持つ方、、、より多様化していくワーカーそれぞれの価値観を尊重しながら、ポジティブに働ける、パフォーマンスを出していく、そんな環境を創出したい」
とのメッセージ。大事なとこ光っちゃってすみません…カフェコーナーは手っ取り早く人を集められる理想的な仕掛けですよね!ここを通ると巻き込まれる、みたいな導線上にあるのは効果的だと思います。

はじっこにはこんなペア席も♪

提供するのは「ソファブース」として、よくあるファミレス席よりももっとランチしながら感が出ているコーナー。

こちらは「ビッグテーブル」

また出た、レイヤードテーブル。トレーが浮いてるみたいな。ここにお土産のおやつとか置いちゃったらすごい良さそう!!やっぱり飲食大事。あ、あと飲み物をここに置くルールにしたらこぼす心配なくていいかも♪

そんでもって(必要以上に)盛り上がってしまったのがこのコーナー。

DAYS OFFICE担当さんと案内担当さんと、参加したメディア組3名とで、「このコーナーすごいっすね!」
要は社員が(勝手に)自らの推しのグッズ等々をディスプレイし、推しへの愛を見せつけるボード。コクヨさんの中に50代でBiSH推しの人と(左)、戦国好きで城巡りを趣味とする人(右)がいらっしゃることがわかりました。
(※完全に光でとんじゃってるんですが、右下の四角いボードには日本地図が貼ってありおびただしい数の旗がさしてある。おそらく訪れた城の数かと思われる)

さらに話が尽きずこの場でアツいトークが始まりました…

「フリーアドレスで生じるデメリットを挙げるとすれば、自己表現の場がなくなったことだと思うんです。一目見ればあの人の席!とわかるような作りこみが固定席の頃はできたんですが、それがない。だから自己表現をしたい人がいればこういう場所があるといいんですよね。自分の好きを出す場所。というか。」

「いきなり飲みに行こう、って言いにくいですよね。断られるとおじさんも傷つくし…(笑)でもここで雑談した関係性の下地があるとじゃあこの後行く?ってなりやすかったり」

「リアル会議がないと、真横や真縦の仕事の関係性ばかり。ただ飲みに行くだけの”ナナメで無責任な関係”というのをどう創り出すかですよね」

いやーすごい。他社同士、初対面でもこんなに盛り上がるんですから!ww
DAYS OFFICEの導入検討しましょ。

そして(いつの間にか4階に上がっていたんですが、)2階に戻ってきました。

楽しい内覧会でした!
最後に広報さんから「WORK VIEW2023-ポストパンデミックのはたらきがい-」(コクヨ発行)について触れられ、筆者の自宅にも送られてきていることを思い出しました。ご希望の際はコクヨ広報に問い合わせればもらえますし、ホームページからもダウンロードできますよ。

コクヨのショールーム、ぜひ足を運んでみてくださいね。
東京ショールーム
梅田ショールーム

セッキ―

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ライタープロフィール

整理収納アドバイザー(準一級)、防災士。2014年入社、当社で初めてライターに挑戦。キャリアのスタートは銀行員、その後リクルートグループ、大手税理士法人、スポーツアパレルなど複数の事業会社で管理部門、企画部門、秘書などを経験しながらカルチャーショックのシャワーを浴びまくる。2度の高齢出産を経て復職し、現在家事・育児・リモートワークに奮闘する毎日。無類のコーヒー好きで趣味はハンドメイド。いつかはインタビューされる側になりたい!

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セッキ―

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