簡単設置、今までにない透明の吸音材、iwasemi（イワセミ）

こんにちは！
今年開催されたオルガテック東京2022で見かけてからずっと気になっていたモノ、ようやく開発した会社を訪れることができました！

気になっていたものとは、吸音材。
WEB会議への音対策が必須となった昨今、オフィス会議室で使われる吸音材はいくつか目にしたことがありますが、、、こんな形の、透明＆半透明な吸音材、見たことありますか？みなさん！

こちらのステキなお兄さんの後ろ、ガラスにびっしりと貼り付けられているのがそのiwasemiです。

実証実験を重ねていよいよ販売となったのが2022年7月なんです！筆者がオルガテック東京でお見かけした4月の段階では、試作品だったんですね！ちょっと色が濃かったみたいですね。

オフィスで使われる吸音材といえば、フェルト地やファブリック系のものしか見かけませんでした。

どんなところがすごいの？

iwasemiの特徴は大きく3つです！

１）ガラスに貼れる透明性
見ての通り透明で225gと軽量のため、ガラス面に貼れちゃう！従来のフェルト地やファブリック製のものでは、ガラス張りの会議室では使いづらかったのですが、これなら向こう側が透けて見えるし、意匠性もGood！裏側から見ても大丈夫！

２）貼るだけ簡単、工事不要！
裏面に粘着テープがつけてあるので、貼るだけで設置完了です！Amazonでも購入できるので、自分たちのオフィスを自分たちで創りたい、という気持ちのある企業さんならやってみるのもコストセーブになります！自社のロゴみたいに貼ってみるのもありですね＾＾

３）豊富なカラーバリエーション
全部で6色のカラー展開は嬉しい♪完全にガラスの会議室ってなんか落ち着かないところもあるけど、これを貼っていればほどよく目隠しにもなってちょうどいいかも！

気になる吸音性能は・・・
人の話し声にあたる、500～1,000ヘルツの音に特化して設計されているので、オフィスの会議室にはぴったりです。

設置の目安は・・・
こんな感じです。これまでの導入実績では、1つの会議室に100個前後のようですよ。

現在、オフィス会議室を中心に複数社で導入されています♪

▼公式サイトより

では、お話を伺ってみましょう！

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
事業本部 Sales＆CRMファンクションの五島さんです！！
（背中ですけど！）

――お召しになっているＴシャツの背中が気になったので撮らせていただきますね！ww
実は私、初めて拝見したときにこのネーミングセンスに一番やられました！松尾芭蕉の句、「閑さや　岩にしみいる　蝉の声」から名付けられているんですよね～

五島さん：そうなんです、ありがとうございます！

――iwasemi™のあとについてる”HX-α”ってどういう意味ですか？

五島さん：六角形なので、ヘキサゴンのHXです！

――なるほど！すっきり♪ww
えーと、あれ、五島さん？？なんか急にお茶目になってますけど…

五島さん：これ、1面だけ穴がたくさん開いているんですけど、その部分を耳に当てると、、、ノイズキャンセリングされてる感じわかりますか？

――あーほんとだ！まるで、海岸で大きめの貝を拾って耳に当てたときの感じですね。周囲のざわめきが聴こえづらくなります。こんな黒くて真四角なものが…

五島さん：初めはこんな状態だったんですよ。いわゆるR&D段階のもので、この吸音機能を使ってどこにどのように活かせるかを模索していきました。例えば工事現場での防音壁にするとか、掃除機の騒音を吸うとか、様々な音にまつわる課題を考えていったときに、ちょうどコロナ禍をきっかけにオフィスでWEB会議をする機会が増えましたよね。

――はい。PCを相手に話すと自然と自分の声が大きくなってたりしますよね。

五島さん：その課題を解決するものを創れないか、ということで開発が進められました。これまではガラスに貼れて意匠性もいいもの、というのはなかったんですよね。面白い特徴としては、どんな素材を使っても同じ効果を発揮するんですよ。

――え、木とかでもいいってことですか！

五島さん：そうなんです。木でもアルミでも、もちろん透過性がなくなったり重くなったりしちゃいますけど…

――この中央のはアルミなんですね、すごい重いですね（汗

五島さん：一品ものの試作として気合い入れて作っちゃいました！

――（笑）ちょっとよく観察してみますと…全体は六角形で、でも中心がずれていて。大きさの異なる6つの部屋に仕切られてます。それぞれの部屋に開いている穴の数・大きさも全部違ってますよね。

五島さん：はい、これらの部屋ごとの大きさ、高さ、穴の数や大きさ、どこでどの音を吸収するという設計が組まれているんです。

――ピクシーダストテクノロジーズさんのロゴマークにも似ているような、、、このロゴはどんな意味が？

五島さん：まず当社は「波動制御のテクノロジー」を中心に開発を進めている会社です。それを、
1）波動は三次元空間を伝わる→左右の矢印が真ん中に集まる様子を表現
2）三次元空間はXYZで表現する→XYZ軸を斜めから見た様子を表現
ということでデザインされてます。

――わあーなるほど、ありがとうございました！

ほかにもショールーム内に気になるものを発見したのでお聞きしてみたところ、、、こちらも吸音材で新製品だそうです！
iwasemi SQ-α（こちらはスクエア、ですねww）
12月から販売開始してました！

これまたおシャレな空間に合いそうです～
こちらも手軽にマグネットテープで貼り付けられるので簡単設置でいいですね。