マース ジャパン：ペットと一緒に過ごせるオフィスに！

今回は、第30回の日経ニューオフィス賞　ニューオフィス推進賞＜クリエイティブ・オフィス賞＞を受賞されたマース ジャパン様のオフィスを訪問しました。どんなオフィスか楽しみです！

すぐに目に入ってきたのは、有人の受付。。。と共に、マース ジャパンさんが販売しているM＆M’S ®のキャラクター！

マースは世界80カ国以上で複数の事業を手掛けているグローバル食品メーカー。

大きく分けると、M＆M’S ®をはじめとした「チョコレート」、オフィス内でよく見かける「コーヒー」、そして「ペットケア」事業とのこと。

エントランスには、ドリンクマシーンやペットフード製品も並んでおり、各ブランドの製品をギャラリー展示がされています。
見たことがある製品が沢山ありました。

ちなみに私はこのドリンクマシーンで作れる緑茶が大好きです！

エントランスの天井には丸い穴がいくつか空いています。よく見るとこれは猫や犬の足の裏のデザインになっています。
写真では分かりずらいので、オフィスに行かれた際にはぜひ見てください。

そしてその先には猫がいる部屋「キャットルーム」があります。

ペットケア事業部では「ペットのためのより良い世界（A BETTER WORLD FOR PETS）」の実現をビジョンとして掲げており、それを体現する一つの施策として犬・猫と一緒に過ごすことの出来るオフィスを作ることになりました。
2005年のオフィス移転の際にも、ペットと一緒に過ごすことが実現できることを前提として移転先を探したとのことですが、今回の移転の際も同じような環境を実現できる物件を探し移転をされています。

オフィスの中には２匹の猫がいますが、小笠原諸島からやってきたそうです。小笠原諸島では野生化した猫が希少な野生生物を捕ってしまうことが問題になっており、その改善の為に猫を捕獲しトレーニングをして譲渡をする活動を行っているそうです。その活動に強く賛同して、今回、小笠原諸島で捕獲された猫がこちらにオフィスに迎え入れられました。

猫は「キャットルーム」だけではなく、隣の会議室にも自由に行き来することができます。
上部に「キャットルーム」と隣の会議室を繋ぐ、キャットウォークがあり気が向けば隣の部屋に遊びに来てくれます！

気まぐれなので来てくれるかわからないとのことでしたが、今回の取材の最中にも遊びに来てくれました。

猫がかわいく、打ち合わせになりません（笑）

このまま戯れたいなと思いましたが、再度、オフィスの見学に戻ります。

会議室には、マースさんの製品ブランド名がついており、中の什器もその製品に合わせた色を使っています。

続いて執務エリアに入ります。
どーんと広いワンフロアのオフィス！
柱には製品のロゴがついており、自分がどこにいるのかを認識しやすくなっています。

執務席は固定席で、120度の角度がついたデスクを利用。デスクの間にはすぐに打ち合わせができるように丸テーブルを設置しており、すぐに打ち合わせができるようになっています。

自席の他にもいろいろな場所で働くことができます。

こちらは集中ブース。予約をして使う場所と予約なしで利用できる場所と切り分けています。

M＆M’S ®のブランケットもあり、窓際なので寒い時にも快適に利用することができそうです。

あれ、フロアの中には円柱の個室が。。。
こちらは「金魚鉢」と呼ばれている予約不要の打ち合わせスペース！

オフィスの中央には、社長をはじめ部門長があつまる「センターサークル」というスペース。部門長同士のコミュニケーションが取りやすくなっています。
その真ん中に誰でも利用できる打ち合わせスペース。打ち合わせ中に確認したいことができたときなど、後ろを振り返って担当の部門長に即相談！ということができるので便利だとか。

ご案内いただいた執務エリアの最後には「PARK」という呼ばれるエリア。仕事する場、リセットする場、集う場として、さまざまな場面に利用されています。

70席を超えるスケールがあり、多様なセッティングをすることができる為、1人から合同全社ミーティングまで、多目的利用が可能になっています。
中央のテーブルにはホワイトボードとして利用できる箇所があり、足付きホワイトボードを置いて視界を遮るということもありません。

こちらはゆっくりと休憩をするときなどに気持ちよさそうな場所。外から入ってくる光、外の景色が気分を変えてくれます。

気分を変えてくれると言えば、「PARK」は夕方になると自動的にJazzが流れるようになっており、日中とは違った雰囲気で過ごすことができるようになっています。

「PARK」の中にはコミュニティボードがあり、いろいろな社内イベントの告知や、会社に連れてきた犬の写真が掲示されています。

こういったものがあると「〇〇ちゃんは、元気？」みたいなコミュニケーションが生まれそうですね。

でも、連れてきた犬はどうしているんだろう。。。と思ったら、いろんなところにリードを繋ぐことができるようになっています。

犬は好き勝手に連れてきていいわけではなく、連れてくる際には会社内で事前申請が必要。犬に抵抗がある方への事前ケアをしたり、犬同士の相性を確認したりといろいろなことを行っています。
こういった運用面でのケアをすることによって、逆に安心して犬を連れてくることが出来たり、ペットも快適に過ごせるペットフレンドリーな環境を作れるんですね。

とても勉強になりました！