防災備蓄品をサブスクで！「あんしんストック」

災害備蓄品の関連業務、どのようにしていますか？

「備蓄品の種類の数だけ購入先があり、発注がとても手間」
「食料は5年、電池が7年など期限がバラバラで入替えが手間」
「前任から引き継いだときには既に期限切れの備蓄品がかなりあった」

うんうん、とうなづいている担当者も多いのではないでしょうか。備蓄品の購入、期限管理と入れ替え、置きスペース問題…色々な面で手間もコストも積み重なっているイメージのある業務ですね。

でもでも、絶対に必要な備蓄品であり、重要な業務です。今号でご紹介する「あんしんストック」は、それらの面倒な業務をまるっと引き受けてくれる頼もしいサービスですよ！

2011年の東日本大震災において、首都圏で多大な帰宅困難者が生じました。（内閣府による推計では約515万人）
これを教訓に多くの自治体で策定された「帰宅困難者対策条例」。企業が従業員・来訪者の３日分の飲食料等を備蓄する取り組みが推奨されています。

ですが、災害が起きなければ使われない備蓄品にたいし、冒頭のような困りごとが挙がっているのが実態。管理が負担になってしまっていたり、備蓄の管理に人手を割けないなどの状況が見受けられます。


◆どんなサービス？

「あんしんストック」は、一言でいえば防災備蓄品のサブスクサービス！
備蓄品に関する煩雑な業務全般を解消してくれる内容になっています。

＊備蓄品の用意、配備
＊期限管理と入れ替え作業
＊システムの提供とその入力代行

特に注目したいのは、備蓄品が一人分ずつのパッケージになっていること。

3日分の一人用の備えがひとつの箱にまとめられているので配布もクイックにできますね。大災害が発生した際、備品の担当者がもしけがをしていても、「倉庫のあの場所にある」ということだけ伝えれば誰でも配布作業ができるでしょう。これ、結構重要なポイントです。

▼一人分のボックスの内容物：水2L×3本、おかゆ9食、アルミブランケット1枚、非常用トイレ15回分

また、コンパクトなだけでなく均一のサイズの箱に収まっていることで備蓄スペースが超すっきりに！このほかレディースキットなどもあります。

▼実際の備蓄事例：同じ会社のビフォー＆アフターです

もし、社内にスペースが確保できない！というお悩みがあったら、アレンジも相談しちゃいましょう。入居先ビルに空きスペースがあれば、交渉できることもあるそうですよ♪

もう一つの注目ポイントは、自社名でフードバンクへの寄付ができることです。
期限の管理や備蓄品の入替えももちろんお任せできるサービスですが、期限の近い食料をフードバンクに寄付するという仕組みが整っているので、より利用したくなるサービスです。

◆料金体系は？

50名以上からのスタンダードプランでは、一人あたり毎月145円×契約する人数分と、とてもシンプル。初回のみ、セットアップ費用が一人あたり2,000円とのこと。 ハイブリッドワークで、実社員数よりも出社人数が少なければ、契約数を実態に合わせて調整しましょう！

また、備蓄品の内容をカスタマイズしたり、設置のための什器などもオプションで発注することもできるので、まずは相談してみるといいですね！

◆創業の想いをお聞きしました

現状、ほとんどの企業が備蓄自体はできていて、保管場所の周知や期限管理の問題を抱えています。そんな企業さんに向けて、この1年ほどで約100社に導入された「あんしんストック」！ 代表の藪原さんに事業立ち上げの想いを語っていただきました。

株式会社Laspy／代表取締役社長
藪原（やぶはら） 拓人 氏

「東日本大震災のとき、私は都内で勤務中でした。仙台出身の私は家族に連絡も取れずそわそわして落ち着かなかったのですが、当時の上司には『まじめに働け』と一喝されたんですね。

関東からそう遠くない場所で大津波が発生しているというのに、自分の身におきているわけでなければ災害のことなどまじめに考えられていない、と感じました。

一方、コロナ禍で初めて耳にした緊急事態宣言。そこで起きたことは日常品の買占めでした。自然災害でもないのに国民がパニック状態になり、スーパーは入場制限がかかってトイレットペーパーやおむつまでが買い占められる、そんな状況に陥ったことは記憶に新しいと思います。

そのような事態が起きないような社会の在り方を考え、備蓄が均一にちりばめられている状態を作りたいと思い、この事業を始めました。

社名の由来は、Lasting safety preparing for you（あなたにずっと安心な備えを）という意味を込めました」

「買えば終わり」ではない防災備蓄品の管理は、やることが多くて正直ちょっと大変。でも、いざというときに社員の命を守るためには絶対に手を抜けない大事な業務です。 地震も台風も多い“災害大国”といわれる日本。「明日くるかも…」と思うと、やっぱりしっかり備えておきたいですよね。

手間を減らして、しっかり備える。面倒な備蓄管理をまるっと任せられる便利なワンストップサービス「あんしんストック」を活用し、これからの企業防災は、スマートにいきましょう！