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気になるオフィス!
他社のオフィスってなんか気になる!いろんなオフィスをご紹介します!

2017.12.21

日本財団:ソーシャルイノベーションのハブになるオフィスを目指して

国境や分野を超えて様々な社会の課題解決に取り組んでいる日本財団。
建築家 吉村順三さんの設計で建築学生が見学に来ることも多い自社ビルを今回、改修されたということでお伺いさせていただきました。
以前、オフィスを拝見したときは昔ながらのオフィス!という感じでしたが、どのようになったのでしょうか?

今回は、「ソーシャルイノベーションのハブになる」という同社の方針のもとに、ビルの6階から8階までを改修。

日本財団の手掛ける様々な事業を財団内で共有でき、外部の人との協働をするための拠点となる空間づくりを目指したとのこと。

6、7階は日本財団用の執務スペースや会議室。8階は食堂や日本財団内外の会議スペースになっています。

まずは6階から。

全体的に木目で統一され、大きな木の中に入っているような雰囲気。

執務エリアに入ると天井がスケルトンになっていて解放感があります。
ビルの竣工は1962年ですので、このスケルトンの天井は55年前にできたものなんですね。

会議室はコア側と建物外周側の間に配置。

会議室を隔てた建物外周側には、MTGや個人ワークができるスペースがあります。
柱には自分がどこにいるのかの目印となる番号表示がありますね。
Aから始まるアルファベットがSまで見えていることを考えると、ビルの大きさが感じられます。

案内いただくと、鉄柱のバーに囲まれたスペースを発見!
立ったまま作業ができるハイテーブル。バーがあることで寄りかかってMTGもできそうです。

フロアの中央部にはコミュニケーションを活性化できるスペースを設置。

階段状の空間もあり、セミナーや研修をここで行うことができます。

奥の方には、ハイカウンター。
素敵空間になっています。

フロア内には働く場所の選択肢が沢山。
ファミレスブースもちょっと高めに囲われたものがあったり、

低めのものもあったり。

基本的にはフリーで利用していいものの、MTGでの利用があったら席を譲ってねという場所には、天板にMのマークがついています。

窓に向いているこれは、

やはり集中ブース。
外の景色も見え、気分転換になりますね。

ビルの躯体となっている柱は、MTGスペースに変身!

その他にもいろいろなスペースがあります。

会議室は植栽で囲われているものが多いように感じます。

その植栽を置いてあるスペースの下の部分は荷物の収納スペース。

今回、グループアドレスを採用しており、個人の荷物は個人用ロッカーに集約。それ以外の荷物は主に植栽の下のスペースを使って収納しているようです。

面白い試みとしては、いろいろな部署とのコミュニケーションを活性化させる為に、毎日16時頃に翌日グループが働くスペースの連絡がメールで来るということ。毎日違う視点で働くことになるので、新しい気づきも増えそうです。

ビルの躯体が原因で使いにくくなっているスペースに関してはテレフォンブースに。

7Fには役員室と執務エリア。
こちらは役員用の受付。

受付の隣には専用の会議室が併設。

他と同様にガラスで中が見えるようになっていますが、

ボタン一つで中が見えなくなるので、見られてはいけない話をするときも安心。

この会にはプロジェクトルームといわれる部屋が3部屋あり、外部の方を交えてのプロジェクトなどに活用されています。

執務スペースに来ると、上から何やら線が垂れ下がっていますが、これは電源コンセント。

7階は床から電源を取ることが難しい仕様になっており、利用できるようにするためにお金をかけるのであれば、天井から電源を回して利用できるしようということでこのような形に。

逆にオシャレな感じがします。

こちらの場所はメール室。
執務スペースとセキュリティを分けているので、郵便や宅配便が来た時にはわざわざ迎えに行かなくてもこちらで自動的に作業をしてくれるようになっています。

続いて8階に。
8階は、日本財団内外の方が利用する会議スペースと食堂があります。中はつながっているそうですが、まずは会議スペースから。

大きなイベント時などはこちらを受付として活用。

受付前にはホテルの待合スペースのような空間。

会議スペースは他のフロアと同様にガラス張りになっています。

会議室ごとに入っている什器が異なるので、相手に合わせた選択が可能。

こちらはハイカウンターの会議室。

ソファータイプの部屋もあります。

奥のスペースは扉を閉めることができるので、イベントの内容によってはクローズドにすることができます。
某有名人の方が来られる際などは、ここで扉を閉めて、野次馬をブロックしていているとか(笑)

間仕切りことができる扉の先には、大きな会議室やソファーブース、打ち合わせスペースなども。

奥の方には、照明のON/OFFでなぜかムーディーな雰囲気になる個室もありました。

お酒が飲みたくなりますね。。。

続いて、食堂へ。
カフェスペースを意味する「C」の文字が輝かしい。

食堂入り口には、コミュニティボードが設置。
ラー油について書かれているのがカワイイ。

食堂に入って左側で購入。

反対側を向くと、こちらの広い空間がお出迎え。
食堂が開いている時間帯以外は、打ち合わせや個人ワークでも利用できるスペースになっています。

食堂スペースではプロジェクター投影でテレビ等も見られる環境になっており、先日はビル管理会社さんの提案でスポーツ観戦なども行われたようです。ちなみに一番盛り上がっていたのはビル管理会社の方だとか(笑)。

奥にはソファスペースがあり、車椅子を利用されている方が使われていました。

ビルの4階には「日本財団パラリンピックサポートセンター」が入居しており、ビルには車椅子の方も多数おられますので、食堂はバリアフリー仕様になっています。
思い返せば、他のフロアもバリアフリー仕様になっていた気が。

こちらも植栽は多く設置されていますが、イベント時にも動かしやすいようにプランターは足つきになっています。

食堂には、日本財団が関わったものを設置する為の棚も用意。

初めに飾られたのが香取慎吾さんのサイン。うらやましい。

様々な活動をされているので、このスペースもすぐにいっぱいになりそうですね。

今回、オフィスを見せていただきましたが、かつての古い感じ(失礼)のオフィスの姿はありませんでした。
このオフィスだと今までとは異なった違う視点の発想が生まれてきそうな気がします。ここで一緒に仕事をしたいと思えるオフィスになったことは「ソーシャルイノベーションのハブになる」という日本財団さんの目標に近づく一助になりそうですね。

ご案内いただいた野本さん、ありがとうございました!!

Information公益財団法人 日本財団 https://www.nippon-foundation.or.jp//

*プロジェクトマネジメント:株式会社ディー・サイン
*デザイン:株式会社トラフ建築設計事務所
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