ココナラ：サーベイフル活用で満足度MAXの有機的オフィス！

2017年1月、長年親しんだ渋谷を離れ、創業当時の五反田へ移転。理想のオフィスを完成させた株式会社ココナラさんにおジャマしました！

居抜きで6回の移転をしてきた同社ですが、今回は「ワークプレイスサーベイ」を最大限に活用し、「重要度が高いが満足度が低い」ポイントを徹底的に見直しました。結果、かなり満足度が高いオフィスに仕上がったとのこと。

例えば・・・

・おしゃれなエントランスを以前作ったけど。
…＜満足度高いが重要度低い＞→お金をかけずできる限り簡素にした
・会議室不足で来客すら呼べなかった。
・ちょっとした協業スペースがあればもっとスピーディに仕事が進む。
…＜重要度高いのに満足度低い＞→会議室だけでなく、話したいときにすぐ話せるスペースをたっぷり設けた

こんなふうに課題を徹底的につぶしていったんですね。機能的なデザインイメージは社長自らイメージボードを作ったとのことで、さぞやプロジェクトがスムーズに進んだのでは、と想像できます＾＾

そしてさらに「７スタンダード」という会社の行動指針である
　・「オープンを当たり前に」
　・「目的ドリブン！」
などを反映させたことで、ココナラさんらしいオフィスが完成したそうです！

それではそんな満足度MAXの有機的オフィス、いざ拝見で～す！！

エレベーターを降りた正面は受付、廊下をはさんで左に【来客＆ミーティングゾーン】、右に【執務ゾーン】が位置しています。

ではまず【来客＆ミーティングゾーン】から！

こだわりは「有機的なオフィス」ということで、広いフロア部分のテーブル席は、オープンな打合せに使ったり、前の会議が終わるまでの待ちスペースにも使えます。もちろんセミナーや懇親会にも利用できるし、活用範囲が広いですね！そして足元。柄の入ったカーペットで急に高級感が増した、と感激されてました＾＾

カウンターバーはひとつあると便利！スタンディングワークもできるし、懇親会などでは大活躍しそう＾＾
この日はさっきまでクロワッサンパーティが開かれていたんですって！なんとシャレオツな！！

社長の南さんがこだわったのは、徹底的なオープンネス。人数が増えてくると少しずつメンバーの行動や顔色が見えづらくなってくるもの。 上から下までガラス張りにした会議室なら、そんなストレスもありません！面接など少しデリケートなシチュエーションのときは、奥のほうに背中向きに座れば問題なし！

お次は【執務ゾーン】へおジャマします。

いきなり目に飛び込んできたのはカラフルなチェアとハイテーブル。打合せのほか、残業中にお菓子を食べに集まるメンバーがひと盛り上がりしたりと、こちらも理想的な使われ方をしているみたい＾＾

完全に両側に分かれて配置されている二つのゾーンですが、廊下からつながるフローリング部分をひと続きにデザインしたことによって、一体感が表現されています。

自転車通勤の方でしょうか。飾ったら絵になりそうな自転車ですねぇ＾＾
実はこの隣のテーブル（入り口に一番近い席）に社長さんのお席が。なんともオープン！「７スタンダード」の「目的ドリブン」で示している「いつでも本当に必要なことから始められるように。ヒトではなく、コトに意識が向かうように」がしっかり反映されていますね。

中央の柱周辺にゴミ箱やボード、冷蔵庫やドリンク類を設置。

一人でも複数でも利用できるファミレス席もちゃんとあります。
フリーアドレス＝自分の席がない＝ストレスになる、という社長のお考えでココナラさんは固定席のオフィス。「自分の城を持ちつつ、どこでも仕事できるスペースを多く設けたい」との希望を叶えています。

こちらは防音が期待できそうなチェアを置いた集中席。

以前居抜きのオフィスだった頃、たまたま空席だった一番奥のテーブルのお誕生日席に社長が座ったところ、創業メンバーの一人にひどく怒られたそうです。

「そんなところに社長が座ったら、”偉い人がそういう席に座るもの”という文化がしみついてしまう」

社長としてはそんなつもりはなかったそうですが、「それもそうだ」と素直に移動されたとのこと。会社のビジョンが徹底して社員の方にも浸透している素敵なエピソードだと思いました＾＾

いかがでしたか？
見た目のデザインにこだわるオフィスが多い中、無駄なものをそぎ落とし、機能的なデザインに徹底的にこだわり、そこに会社のビジョンを反映させる。その重要さに改めて気づかされた取材でした。ココナラさんのオフィス移転には、今後も注目していきたいです！
ご協力、ありがとうございました！