2015.01.08
「ブックピックオーケストラ」。想像力を掻き立てられる名前ですが、、、?
本を愛するだけでなく、本と人との出会いをプロデュースする集団、それがブックピックオーケストラ。そんな彼らが「ここにしかない特別なライブラリーを作ってくれる」サービスを提供しているというので、お話を伺ってきましたよ。
基本は、その場所に合った本をセレクトし、納品。本棚の目的やコンセプトをきちんと打合せしたうえで、広さやインテリアにあわせてセレクトしてくれます。本棚の幅・奥行や並べ方、家具などにもこだわりがあり、空間づくりにも長けているプロ集団!!なんかお任せしたら面白いことになっちゃいそう!?^^
どこのオフィスにもたいてい図書コーナー、ありますよね。
<もし上司が本を選んだら・・・>
企画書の作り方だの、
プロジェクトは〇〇して乗り切れ!だの、
新入社員が守るべき100の鉄則だの、
・・・そんな本ばかりが集まる。→結果、読まれない。→うん、あるある。
でも、
<ブックピックオーケストラに頼んだら・・・>
聞いたこともない国の歩き方やら、
赤面するようなセリフが並ぶロマンティックな小説やら、
漬物石になりそうなくらい分厚い辞書やら、
・・・とにかく自分なら絶対買わないような本たちを選んでくれるんです!
え?仕事に関係ない?
ノンノン。デザインの本だけを読んでアイディアが浮かぶわけではないように、何気なく手に取った一見関係ない一冊の本から、日々の仕事のヒントが見つかることってあると思いませんか?
他にもメリットだってたくさんある。
・気分転換になる
・同じ本を読んだメンバーと共通の会話ができる ←これ大事
・自宅の本が増えない
そのうち“課題図書”ができちゃったりして♪
本の虫かと思いきや、まともに読み始めたのは大学くらいからという、代表の川上さん。
「どういった空間の中でその一冊を手に取るか、本が語り掛けてくるものはシチュエーションによって全然違う。自分の状況や読んだときの年齢によっても変わるんです。それが本の面白いところ」
「読み方にもいろんな読み方があるんですよ。海でイメージしてみると、深く潜る人ほどすごい、と考えがちじゃないですか。深海には美しい魚もグロテスクな魚も、いろいろいます。でも深く潜るのは大変な上に、興味がもてなければまったく魅力を感じない。深く潜ろうとすると挫折しがちです。一方浅いところには浅いところだけに住む魚がいて、その魚には深海の魚とはまた違った魅力がある。浅瀬を楽しむ読み方を知ると、そのほうが親しみやすかったりする。背表紙を見ているだけだって、得られる情報は山ほどあるんですよ。」
なるほどー!本ってもっと難しいものだと思ってましたー!
ブックピックオーケストラは、「本との新しい出会い方を“体験”する」ワークショップ『Sewing books』も開催しています。それぞれお気に入りの本を持ち寄り、キーワードを拾って紡いでいく、だんだんと相手のことを知っていける作業、新入社員や新組織のチームビルディングなどに活用できそう♪
「日本には古本屋さんはたくさんあるが、若い人があまりいないことを不思議に感じ、紹介のしかたによってもっとみんなに手に取ってもらえるのではと思った。当時は、面白く、どこでもやってないやり方で本を提供したかった。」
3人でスタートして12年目。今では有形登録文化財の地下室を使った大人の図書室『yoruto books –夜と本-』のプロデュースや、新築マンションの共有エリアでのライブラリー構築など、手掛けるプロジェクトはさまざま。これからの活躍にも注目ですね。
あなたのオフィスにも、オリジナルな図書館、いかがですか?
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